演奏会は楽しい!

こんにちは。団長兼ピッコロ吹きのfuyukiです。
先日の定期演奏会後に団長としてご報告とお礼のエントリをアップしたのですが、その後団員が思い思いに感想をアップする、ということになりましたので僕個人の感想を書いてみたいと思います。

ということでまず一番に思うのは、やっぱりホールでの演奏は良いですね!
舞台から見る客席の風景、まぶしい照明、袖から舞台に出る瞬間の昂揚したあの一瞬――。ホール演奏ならではの醍醐味だと思います。演奏していると周り一帯を音に包まれる感触がとても心地よくて、ああ良いなあ楽しいなあ、と感慨に耽っていて危うく演奏を忘れそうになって慌てて集中集中!と我に返る場面が何回かあったりするほどに(笑)

演奏も終盤となりドラゴンクエストのラストにさしかかる少し前、サックスの奏でる切ないメロディーのあたりになるとじ〜んと鳥肌が立ってきます。
ああ、もうすぐこの楽しい時間も終わってしまうのかと寂しい反面、僕にとっての本当の本番はさらにこの後アンコール一曲目の「エル・クンバンチェロ」でした。
この曲は中盤に超絶格好良いフルートのソロがあり今回は僕がピッコロで担当させてもらうことになったのですが、実はこのソロ、今まで幾度となく挑戦しつつそのたびに痛い目を見ている僕にとって因縁の曲なのです。
結局この日も気合いを入れて臨んだものの途中から頭が真っ白になってしまいあえなく轟沈ということに。。前に座っていたお客様が手を叩いて一生懸命応援してくださったのが見えてはいたのですが、お応えすることができず無念の極みです。もっともっと精進します。(ちなみに写真は大やけどをする数秒前…)

と、そんな小っ恥ずかしい思いをしながらもやっぱり演奏会は楽しくて、願わくばいつまでも、年を取っていってもこの感激を味わえるようでありたいものだと思っているのです。

実は、この演奏会を最後に2名の団員が団を卒業することと相成りました。
僕らのような少人数の楽団では誰が欠けても大変なことですし、それこそみんな“戦友”のようなものですから、心に大きく穴が開いたような気持ちになります。
しかしこればかりはそれぞれに事情があってのことですから仕方がありません。
いつかまた彼らが音楽をやりに戻ってきたときに、今以上に楽しい場所になっているように。これからも頑張って盛り立てていきたいと、そう思っています。